配属された部署での最初の事務作業、操作順序を間違えてしこたま怒られた

システムエンジニアの道を歩み始めたあなたへ

あなたは、一流のシステムエンジニアを目指し、日々業務に励んでいることでしょう。

しかし、時には辛いことや悲しいことにも出会うでしょう。

 

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辛いときや悲しいときもあるさ

私が駆け出しのシステムエンジニアだったころ、いろいろな悩みや苦しみを持っていました。

今回は、その中の一つを例にして、同じ悩みを抱えているあなたをその悩みから解放して差し上げます。

●今回の悩みは・・・ミス

さて、今回の悩みは・・・ミス・・・です。

ミスが悩み?って驚くでしょうが、ミスをしたら怒られるのは当たり前。

しかも、その怒られ方が強烈な場合は、心がかなり凹みます。

 

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凹むなぁ

私は、当時コンソールからいろいろな指示をする仕事を行っていました。

操作手順としては、

 (1) Interrupt キーを押す

 (2) コマンド文字列を入力し、Enter キーを押す

 (3) 入力すべきコマンド文字列がなくなるまで(2)を繰り返す

 (4) Interrupt キーを押す

だけなんです。 入力すべきコマンド文字列は単純で、指示書が来るのでその通りに入力するだけです。

 

私の起こしたミスは、最後の(4)を忘れていました。

このために、周辺システムが停止してしまい、上司から『たるんでるぞ! しっかり気を引き締めてやらんかー』って怒鳴られました。

 

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たるんどる!  気を引き締めろ!

いつも笑顔で優しい上司から怒られただけあって、怒られた時はかなり凹みました。

 

そこで、考えました。

ミスはどうして起こるのか?

その原因は、不注意、思い込み、伝達エラーなど様々でしょう。

 

これらは、すべて人が招くものです。

あなたもミスをするでしょう。そして、そのミスが重大であればあるほどひどく叱責させることになるでしょう。

●解決しにくいようで、あなたなら解決できる

あなたはどんな時にミスをしますか?

ミスをしたいですか?

 

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あ~あ  やってしまったぁ~

ミスをしたいと思ってする人はいないでしょう。

ならば、ミスをするものかーって固い意志を持ってことに当たればミスなど起こりません。

●人はミスをするもの。 人にミスはつきもの

とは、言っても人はミスをするものです。ミスをしない人はいないでしょう。

命の危険のある自動車の運転でさえ、ミスをして交通事故を起こし命を落とすだけではなく他人の命を奪ってしまう人もいます。

 

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事故って廃車にしてしまった愛車・・・一瞬の判断ミスにて

なので、ミスをするものかーって固い固い意志を持ったとしても、ミスを防ぐことはできないでしょう。

●どのように解決すればいい?

人にミスを起こさせないようにするには、ミスをしたら死刑(笑) とか決めても無くならないことは先の交通事故の例で実証できています。

 

それでは、どうすればミスの発生を解決できるのでしょうか?

それは、人がミスをしても、それをカバーできる運用にすればいいのです。

 

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ミスのない安らかな運用を(笑)

例えば交通事故で人が死んでも、それを生き返らせることができる医療技術を開発すればいいのです。

 

まぁ、これは極端な例ですが・・・

 

事務作業をしていてミスを起こしたら、そのミスを検出できるような運用やシステムを構築し、ミスが検出できたら対応すればいいだけの事です。

 

しかし、すぐにできたらもうとっくにしているでしょう。なので、これを実現するには相当練らないとだめですよね。

しかし、それだけの期間・費用をかけただけの効果はあると思います。

それをあなたが構築すればいいのです。

 

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あなたの勝ちです

いろいろなミスがあり、その対応策も様々ですから、ここで、どのようにしたかを示唆することはできません。

●入念に進めていけばいいが、まず即対応するには?

当時、最後の Interrupt キーを押し忘れることをどうやって防いだか?

簡単です。椅子から立ち上がる時に Interrupt キーを2回押すようにしました。

なぜか? 1回だけだとこれから入力することを示しますが、何かコマンド入力文字列入力の後、もしくはInterrupt キーの後の Interrupt キーは入力終了を示すからです。

 

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最善を尽くそう!  最善とはより単純でより効率よく

このようなすることで、同様のミスは無くなりました(笑) 単純でしょ!

●これをしなければあなたの未来はどうなる?

これから気を付けよう! ってきな精神論だけで対応完了とすると、最初に言った通り、人はミスをするものですから、絶対に再発します。

 

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事象は繰り返す。 それを止められるのは人間だけ

そうすると、上司から再び起こられて、かつその怒られ方は激しさを増すでしょう。

三度、四度と繰り返すと、システム部門不適合者の烙印を押されて、配置転換か窓際(?)に送られてしまうでしょう。

 

昇進への道は永遠に閉ざされてしまうでしょう。 そのまま定年を迎えたいですか?

 

●もっと上級エンジニアになる

椅子から立ち上がる時に Interrupt キーを2回押すという対策では不十分ではないかと思われた方はいますか?

 

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自由な発想こそ、進歩のみなもと

そう思われたあなたは、もう悩みなんてないかもしれませんね。

全て対応が済んでいるかと思います。

 

そう思われなかった方にお伝えします。

 

ミスの対応策を決定したら、その対応策が必ず実行されるように『歯止め』という秘策を講じるのです。

 

椅子から立ち上がる時に必ずすることはなんでしょう。

そうです。立ち上がることですよね。

立ち上がったら、例の対策を思い出せるるようにするんです。

 

立ち上がった時に、嫌でも目に入るような位置に貼り紙をしました(笑)

単純だけど効果的です。

 

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効果的な対策の一つ 貼り紙

これでも忘れたらどうするか?

Interruptキーを押さなければ部屋から出られないようにしましょうか(笑)