入社したら、見知らぬ装置があって、教えてもらえなくて、もんもんとしていた・・・
●入社して右も左もわからないシステムエンジニアのあなたへ
入社したあなたは、新しい職場で、今まで経験したことのない環境で、どうすればいいかわからず、ただただ、先輩や上司に仕事を教えてもらうしかないはずです。
でも、教えてもらいたいように教えてもらえないのが普通でしょう。
そんなあなたがいろいろな悩みに負けないように、システムエンジニアとして三十年以上携わってきたあなたをサポートします
●今回の悩みは・・・知らされないまま、もんもん
私は、入社当初、配属された電算室・・・という名前そのまんまの部署に配属されました。ちょうどその時、メインコンピュータシステムの置換のために、上司は開発室(電算室とは別の階にあって、結構離れている)にこもっていて、新入社員に教える余裕なんてちっともありません。
で、電算室にある、いろいろなコンピュータや装置、私はそんなものが大好きだったので、目をキラキラさせながら見回っていましたが、電算室にいる先輩方は・・・操作方法しかわからない・・・
●もんもん・・・・これは精神的苦痛
もうね、知りたいけど、教えてもらえない・・・
聞くのははばかられる。上の階にいる上司に聞くだけの勇気がない。
(あまり、話したこともなかったからですね。 たまに怒られる(笑)程度)
満たされない欲求ほどストレスがたまるものはないでしょうね。
いわゆる悶悶(もんもん)とした状態です。
この状態が続けば精神疾患を患うかもしれません。
●解決しにくいようで、あなたなら解決できる
さて、このような悩みは、考え方ひとつで解決できます。
あなたなら、それがきっとできるはず!
だって、システムエンジニアを目指しているのだから、物の理(ことわり)には通じているはずですからね。
●どのように解決すればいい?
もう、教えてもらうしかないですね。
ただ、当時では現代のようにGoogle先生がいなかったので、上司以外に頼ることはできませんでした。
しかし、今ではネットで調べ放題!
ただね、技術的な問題は、調べてもなかなか理解できないことが多いので・・・時間はかかりますが・・・
●入念に進めていけばいいが、まず即対応するには?
これも簡単です。
上司に聞けばいいのです。
ただ、忙しい上司の隙間時間を狙わなくてはなりません。
上司も一日24時間休みなく開発しているわけではありません
きっと、ふっと息を抜く時間があるはずです。
その隙間時間のほんの一部(全部ではありません)を質問タイムにしちゃうのです。
怖がってはなりません。
『聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥』っていうではありませんか。
ただし、質問は簡潔明瞭、短時間でこたえられるようにしなければなりませんよ。
そのためにできる限りネットで調べてください。
●これをしなければあなたの未来はどうなる?
ずーーーーっとわからないまま。
先輩や上司からは、人から教えられなければ自分から何もしない、待機のみのロボット社員・・・というレッテルを貼られ、ますます教えてもらえない・・・取り残される・・・教えてもらえない・・・どんどん取り残される・・・
と負のスパイラルに乗っかって、遠くない未来、あなたに行き場は無くなっているでしょう。
・能動的に調べればどうなるか?
あなたの未来はバラ色でしょう。
無くてはならない人材と評価されているでしょう。
上司にとってあなたは、独り立ちができている優秀な人材と映るからです。
質問もよく整理されていて、教えられたことは吸収し、それを繰り返しているうちに他の社員を追い抜いていくでしょう。
・その上に
良く考えることをすれば、もっともっと仕事がやりやすくなり、他部署の評価もよくなり、近い将来、昇進・昇給が約束されたようなものです。
あなたは、どちらを選びますか?
配属された部署での最初の事務作業、操作順序を間違えてしこたま怒られた
●システムエンジニアの道を歩み始めたあなたへ
あなたは、一流のシステムエンジニアを目指し、日々業務に励んでいることでしょう。
しかし、時には辛いことや悲しいことにも出会うでしょう。
私が駆け出しのシステムエンジニアだったころ、いろいろな悩みや苦しみを持っていました。
今回は、その中の一つを例にして、同じ悩みを抱えているあなたをその悩みから解放して差し上げます。
●今回の悩みは・・・ミス
さて、今回の悩みは・・・ミス・・・です。
ミスが悩み?って驚くでしょうが、ミスをしたら怒られるのは当たり前。
しかも、その怒られ方が強烈な場合は、心がかなり凹みます。
私は、当時コンソールからいろいろな指示をする仕事を行っていました。
操作手順としては、
(1) Interrupt キーを押す
(2) コマンド文字列を入力し、Enter キーを押す
(3) 入力すべきコマンド文字列がなくなるまで(2)を繰り返す
(4) Interrupt キーを押す
だけなんです。 入力すべきコマンド文字列は単純で、指示書が来るのでその通りに入力するだけです。
私の起こしたミスは、最後の(4)を忘れていました。
このために、周辺システムが停止してしまい、上司から『たるんでるぞ! しっかり気を引き締めてやらんかー』って怒鳴られました。
いつも笑顔で優しい上司から怒られただけあって、怒られた時はかなり凹みました。
そこで、考えました。
ミスはどうして起こるのか?
その原因は、不注意、思い込み、伝達エラーなど様々でしょう。
これらは、すべて人が招くものです。
あなたもミスをするでしょう。そして、そのミスが重大であればあるほどひどく叱責させることになるでしょう。
●解決しにくいようで、あなたなら解決できる
あなたはどんな時にミスをしますか?
ミスをしたいですか?
ミスをしたいと思ってする人はいないでしょう。
ならば、ミスをするものかーって固い意志を持ってことに当たればミスなど起こりません。
●人はミスをするもの。 人にミスはつきもの
とは、言っても人はミスをするものです。ミスをしない人はいないでしょう。
命の危険のある自動車の運転でさえ、ミスをして交通事故を起こし命を落とすだけではなく他人の命を奪ってしまう人もいます。
なので、ミスをするものかーって固い固い意志を持ったとしても、ミスを防ぐことはできないでしょう。
●どのように解決すればいい?
人にミスを起こさせないようにするには、ミスをしたら死刑(笑) とか決めても無くならないことは先の交通事故の例で実証できています。
それでは、どうすればミスの発生を解決できるのでしょうか?
それは、人がミスをしても、それをカバーできる運用にすればいいのです。
例えば交通事故で人が死んでも、それを生き返らせることができる医療技術を開発すればいいのです。
まぁ、これは極端な例ですが・・・
事務作業をしていてミスを起こしたら、そのミスを検出できるような運用やシステムを構築し、ミスが検出できたら対応すればいいだけの事です。
しかし、すぐにできたらもうとっくにしているでしょう。なので、これを実現するには相当練らないとだめですよね。
しかし、それだけの期間・費用をかけただけの効果はあると思います。
それをあなたが構築すればいいのです。
いろいろなミスがあり、その対応策も様々ですから、ここで、どのようにしたかを示唆することはできません。
●入念に進めていけばいいが、まず即対応するには?
当時、最後の Interrupt キーを押し忘れることをどうやって防いだか?
簡単です。椅子から立ち上がる時に Interrupt キーを2回押すようにしました。
なぜか? 1回だけだとこれから入力することを示しますが、何かコマンド入力文字列入力の後、もしくはInterrupt キーの後の Interrupt キーは入力終了を示すからです。
このようなすることで、同様のミスは無くなりました(笑) 単純でしょ!
●これをしなければあなたの未来はどうなる?
これから気を付けよう! ってきな精神論だけで対応完了とすると、最初に言った通り、人はミスをするものですから、絶対に再発します。
そうすると、上司から再び起こられて、かつその怒られ方は激しさを増すでしょう。
三度、四度と繰り返すと、システム部門不適合者の烙印を押されて、配置転換か窓際(?)に送られてしまうでしょう。
昇進への道は永遠に閉ざされてしまうでしょう。 そのまま定年を迎えたいですか?
●もっと上級エンジニアになる
椅子から立ち上がる時に Interrupt キーを2回押すという対策では不十分ではないかと思われた方はいますか?
そう思われたあなたは、もう悩みなんてないかもしれませんね。
全て対応が済んでいるかと思います。
そう思われなかった方にお伝えします。
ミスの対応策を決定したら、その対応策が必ず実行されるように『歯止め』という秘策を講じるのです。
椅子から立ち上がる時に必ずすることはなんでしょう。
そうです。立ち上がることですよね。
立ち上がったら、例の対策を思い出せるるようにするんです。
立ち上がった時に、嫌でも目に入るような位置に貼り紙をしました(笑)
単純だけど効果的です。
これでも忘れたらどうするか?
Interruptキーを押さなければ部屋から出られないようにしましょうか(笑)
要望通りにシステムを作っても、『こんな物を頼んだ覚えは無い』と文句を言われないためにはどうすればいい?
●システムエンジニアとして歩み始めたあなたに
システムエンジニアとして、バリバリ頑張るぞーって意欲モリモリで入社したあなたへ・・・
30有余年前に同じ志を抱いていた私が入社時に悩んでいたこと。
時代は違っても同じように悩んでいるあなた方へアドバイスしましょう!
●今回、解決する悩み
慣れない間は、良く『こんな物を頼んだ覚えは無い!』って、少し感情的な言い方をされる事がありますよね。
要望された通りにシステムを改修して、テストもばっちり行って、さあ使って下さい!ってリリースしたら、折角の自信作に悲しい評価が・・・
これって、下手するとうつ病になりそうなぐらい悩みますよね。
僕の何が悪かったんだろうって・・・
今回解決するのは、この悩みです。なかなか難しい悩みですが、考え方を変えるだけでこの悩みを解決する事ができます。
⇒そうすると、
★感謝される
要望通りにシステムを作らなくても、『こんな素晴らしい機能まで追加してもらってとっても感謝している』と言われるようになります。
これで、あなたの悩みが消えるどころか、やりがい・満足度がアップします。
★何かと相談を受ける
あなたにシステムを要望すると、要望以上のものが出来上がってくる。すると、要望する人は、どうすればいいか一生懸命考えたうえであなたに相談してくることでしょう。
すると、あなたにはいろいろな部署の問題点や、いろいろな人の考え方が分かり、それはあなたの貴重な経験となって蓄積されていきます。
★開発時間が短くなる
相談を受けた後に、要望されるわけですが、その時には前提条件や背景などが全てあなたの中に蓄積されているため、検討時間が短縮でき、システム開発や改修に係る時間が激減します。
要望した人にとっては、半年はかかるだろうと思って要望したものが3日で完成したと連絡を受けたら、飛び上がって喜ぶことでしょう。
★システムエンジニア力アップ
あなたの人望は厚くなるでしょう。
システムに対する知見が信頼されるでしょう。
会社の中で、あなたの意見が通りやすくなります。
そして、昇格し、昇給する・・・でしょう
●クレームはなぜ発生するのかを考えましょう
現場の人たちは、何か問題があった時、効率や精度が上がったりするアイデアを思いついた時に、同僚や上司たちと相談して、システム変更仕様を作り、システム部門に要望してきます。
そして、その要望が記された書類に沿って、システム部門で活躍中のあなたは、システム変更を行うでしょう。
そして、出来あがったシステムは、その要望書に書かれている通りに出来ています。
でも、そのシステムを要望された方に使ってもらうと・・・
これは、お互いに問題があるのです。
現場の人たちのしたい事 = 要望書の内容 = システム変更
と言う等式が成り立つとあなたが大きな勘違いをしているからです。
この様な等式が成り立つようにしたいならば、現場の人たちもあなたも、コミュニケーションについてかなり訓練をしなければならないでしょう。
それが出来ていないと、往々にして
現場の人たちのしたい事 ≒ 要望書の内容 ≒ システム変更
になります。
そして、この ≒ の部分が全ての問題の原因です。
英語の契約書を日本語に翻訳して、ビジネスを開始すると、後に揉めることが有ります。これは、よりどころとなる契約書の内容が英語のと日本語のとでその解釈に相違が出てしまうことが有るためです。
もちろん、英語の契約書 = 日本語の契約書 なら何の問題も無いのですが、翻訳者が契約書の内容を完全に把握して、翻訳出来なければ、意味が変わってしまいます。
あっ!面白い事を思い出しました。
以前中国語のシステムを開発した時に、何々以上の時って条件を日本語のままでシステム開発してしまったら、大クレームになりました。
日本語では、10以上の自然数って、10,11,12,13・・・じゃないですか。
でも、中国語では、11,12,13・・・なんですよ。
この差がプログラムロジックの差になって、本来は抽出されるべきではない10が宙主っされてクレームです。
台湾人は、10以上で抽出と要望しているから、11,12,13・・・と抽出されて当然と思っています。
私は、10以上で抽出だから、10,11,12,13・・・と抽出されて当然と思います。
どちらも当然だけど、結論が異なります。
このような違いに気付かなければ、自信作がただの駄作になります。
●システムエンジニアの仕事とは
システムエンジニアの仕事は、システムの検討、設計、部署間調整、開発、運用支援に加えて、自部署のルーチン業務があります。
しかし、見落としてはならないのが、他部署を含めた全部署の業務・運用も全て把握しなくてはならないことです。
なぜなら、作ろうとするシステムについて知っていないと作れませんから。
そして、社内のシステムとなると、他部署からシステム開発や回収に必要な書類が満足に提出されるとは限りません。
この事を肝に銘じて事に当たらないと、両方とも ≒ になります。
●さて、私が悩んだこと
作ろうと・・変更しようとするシステムについて良く知らないのに、こんな風にしてくれとアバウトな要求が来る・・・それを必死で実現して、出来上がったら、要請した人からは『こんなはずじゃなかったのに』ってクレームに近い文句を言われる・・・
これってすごく苦痛じゃありませんか?
こんなことが続くと胃に穴が開きそうですよね。
システムエンジニアになりたかったのは、システムを作って、そのシステムを使ってもらって喜んでもらう・・・ためでしたから、文句を言われると、真逆の結果。
どうすればいいのかとても悩みました。
●この悩みの解決方法は
文句を言われないようにするにはどうすればいいか? と、私は考えました。
いやいや、そうではなく、喜ばれるためにはどうすればいいか? を考えなければなりません。
そのためには・・・『彼を知り、己を知れば、百戦危うからず』って言葉通りにすればよいのではと考えました。
この言葉は孫武という古代中国の有名な軍事家の書物『孫氏』に係れた言葉で、彼とは相手、己は自分を意味します。百戦危うからずは、百回戦っても勝てるって意味ですよね。この場合の戦いは、問題解決にも当てはまります。
つまり、戦争においては、敵の戦力・能力・戦略・戦術を知って、自分の戦力・能力・戦略・戦術を知れば、それらを評価して勝てる戦争はするし、負ける戦争はしないと判断できます。 もしくは、勝てるように自分の戦力・能力を増強し、戦略・戦術を構築すればいいことです。
では、システムエンジニアとしてはどのように対応したらいいでしょうか?
まず、敵を知らなければ!!!
それは?
と、言うと
(1) 要望者の職場での全体的な運用について
(2) 要望者の今回の要望に関連する業務について
(3) 要望者の今回の要望に関連する業務とのかかわりのある運用について
(4) 要望者が何故そうしたいのかと言う理由・動機
(5) 要望者が望む姿・イメージ
ですね。
これらを聞き出せたらバッチリです。後は自分がどれだけ出来るかを検討するだけですから。
ちなみに、経験を積んでいくと、(1)から(3)は既に調査済みになっているはずですから、(4)と(5)を聞き出すだけ! チョー早く完了します。
自分の戦力は、どんな開発ツールが使えるか? どんな開発言語が使えるか?ですね。
さて、ここまでの情報が得られたら、後はどうするかを検討するだけです。
自分の戦力(=能力?)を知りましょう。
どの程度の提案ができるか?開発力はどの程度か? 調査した内容に照らし合わせて、自分だけで出来そうか? それとも他社に協力を仰がなければならないか?
●その前に・・・重要な事
(1)~(3)の要望者の環境・前提条件について知っておかなければならないのは、要望者が望むこと以上のものを開発してあげるととっても喜ばれます。
えてして、要望者は自分の能力内で解決策を導き出します。
あなたが、要望者の困りどころを押さえて、要望者の要望以上の解決案を出して上げたら(もちろん解決できり能力内でですが)、きっと目を見開いてあなたに感謝するでしょう。
●調整後、開発・改修
あとは、淡々と進めるだけです。
開発・改修・テスト(単体・総合・運用)
そして、リリース
リリースしたら、要望者以外からも感謝の言葉が出されるかも知れません。
それを嬉しく思いながら、【いやいや、[要望者]さんが考えてくれたからですよー】とか伝えていると、そのような事が要望者に伝わり、更に要望者から感謝される事でしょう。
これを繰り返していくと、あなたのシステムエンジニアとしての評判があがり、地位も上がり、役職も上がっていくでしょう。
●もし、要望通りのシステムを作っている だけならば
それでも、給料はもらえるでしょう。
しかし
・後輩がここに書かれていることを行えば、数年後にはあなたの上司になっているでしょう。
・システムを考える力は経験から生まれます。その経験が無ければ、要望からプログラムを作るのは、もしかしたら・・・あなたの仕事はAIに奪われていることでしょう。
すると、あなたの仕事は、資料室で膨大な紙の資料をスキャンして電子化する・・・てなことになっているかもしれません。
そうならないように、このアドバイスを参考に、自分なりのスタイルを考えてください。
●豊かなシステムエンジニアライフを
このようにシステムエンジニアは、現場の事を知った上で、現場の方達が困っている事を敏感に察知して、何を理由に、何をしたがっているのか、それによってどんな結果を得たいと思っているかを、聞き出して上げて(おっと、上目線ですね)、そして、相手の要求以上のものを低コストで実現して上げる(またまた、上目線)と、とっても感謝されるでしょう。
思いやり・・奉仕・・みたいな考え方ですね。
こうすることで、あなたの評判がその現場の方達から上司へと伝わり、昇格や昇給が行われるでしょう。
Have a good luck by yourself!
仕事をしようとするけど、マニュアルが多すぎて、なかなか覚えられない
●システムエンジニアとして歩み始めたあなたに
システムエンジニアとして、バリバリ頑張るぞーって意欲モリモリで入社したあなたへ・・・
30有余年前に同じ志を抱いていた私が入社時に悩んでいたこと。
時代は違っても同じように悩んでいるあなた方へアドバイスしましょう!
●今回、解決する悩み
・なぜタイプ・・・得たい欲、避けたい欲、ベネフィット
今回は、入社した時によく言われる『君がする仕事に関するマニュアルだ。読んどいて』
えーーーっ!
こんな一杯のマニュアル、読むだけで疲れるーっ!
読んでも覚えられるわけないやん!
でも、マニュアル通りにできなきゃ、仕事って言えません😨
●この事でなぜ悩むのか
・何タイプ・・・本題(記事の具体的なネタ)、論理証拠、データ
システムエンジニアの仕事は、システムの検討、設計、部署間調整、開発、運用支援に加えて、自部署のルーチン業務があります。
しかし、見落としてはならないのが、他部署を含めた全部署の業務・運用も全て把握しなくてはならないことです。
なぜなら、作ろうとするシステムについて知っていないと作れませんから。
そして、社内のシステムとなると、他部署からシステム開発や回収に必要な書類が満足に提出されるとは限りません。
●私が悩んだこと
作ろうと・・変更しようとするシステムについて良く知らないのに、こんな風にしてくれとアバウトな要求が来る・・・それを必死で実現して、出来上がったら、要請した人からは『こんなはずじゃなかったのに』ってクレームに近い文句を言われる・・・
これってすごく苦痛じゃありませんか?
こんなことが続くと胃に穴が開きそうですよね。
システムエンジニアになりたかったのは、システムを作って、そのシステムを使ってもらって喜んでもらう・・・ためでしたから、文句を言われると、真逆
どうすればいいのかとても悩みました。
●この悩みの解決方法は
・どうやってタイプ・・・CTA(call to actionの略)
CTAとは・・・具体的に記事の内容の実践方法をすべて明記してあげる
文句を言われないようにするにはどうすればいいか? と、私は考えました。
いやいや、そうではなく、喜ばれるためにはどうすればいいか? を考えなければなりません。
そのためには・・・『彼を知り、己を知れば、百戦危うからず』って言葉通りにすればよいのではと考えました。
この言葉は孫武という古代中国の有名な軍事家の書物『孫氏』に係れた言葉で、彼とは相手、己は自分を意味します。百戦危うからずは、百回戦っても勝てるって意味ですよね。この場合の戦いは、問題解決にも当てはまります。
つまり、戦争においては、敵の戦力・能力・戦略・戦術を知って、自分の戦力・能力・戦略・戦術を知れば、それらを評価して勝てる戦争はするし、負ける戦争はしないと判断できます。 もしくは、勝てるように自分の戦力・能力を増強し、戦略・戦術を構築すればいいことです。
では、システムエンジニアとしてはどのように対応したらいいでしょうか?
・今すぐタイプ・・・あとのひと押し、限定性、リスク排除
夜間勤務? 聞いてないよー!
●システムエンジニアを夢見て
新しくシステムエンジニアとして入社された方へ・・・
今回は、かなり深刻(?)な悩みについてお話しします。
●今回の悩みは・・・
ズバリ、夜間勤務です。
皆さんの中に夜間勤務が大好きって人はいるでしょうか?
中には夜間働いて、昼間は遊ぶとか言う超人もいるでしょうが、そのような変人は置いといて、たいていは夜間勤務は苦手、中には嫌だって人もいるでしょう。
私も夜間勤務は嫌でした。
この嫌な夜間勤務をどのように克服したかお話ししましょう。
●夜間勤務があるなんて
まぁ、何度も述べていますが、当時の社長から『システムを入れ替えるので、プログラムできる人間が必要だ。入社してほしい。』と勧誘され、それを受け入れました。
さて、部署に配属されて、二カ月ほど(?)は単なる事務作業ばかりでした。
しかし、悪夢はすぐに訪れました。
上司から、夜間勤務をするように命じられました。
えっ? 聞いてないよー! 心の声が叫びました(笑)
夜間勤務は、最初は先輩や上司とともに見習いとして。
そして、一週間の見習いののちに、独り立ち!
●想定はしておくべき
まぁ、私の会社は24時間稼働しているので、そのような会社のシステム部門に夜間勤務はあってしかるべきですよね。
甘かった・・・
●嫌なものは嫌
しかし、嫌なものは嫌です。
さりとて、業務命令に背くわけにはいきません。
●どうすべきか
従うしかないですよね。
さて、どうしましょ?
夜間勤務として必要な作業をすべて把握し、正確に迅速にこなせるようになることです。
すると、自ずと夜間勤務が嫌では無くなってくるのです。
達成感が沸いてきます。
●もし、しなかったら?
業務命令に従わなかったら・・・
どうなるかは、もうお判りでしょう。
懲戒処分ですね。 下手すると解雇されるかも・・・
●必要は発明の母
しかし、夜間勤務が嫌なのに、それに甘んじて夜間勤務を続けるのもわりに合いません。
どうするか?
夜間勤務をしなくてよいシステムに作り変えてしまうのです。
しかし、システム部門で行うべき夜間勤務を他部署に押し付けて、自分のところだけ夜間勤務を免れる・・・みたいな極道なことはしてはだめです。
24時間体制の会社なら、当然だれか夜間勤務をしているわけです。 それは別の部署の人もです。
その別の部署の人はどうしても夜間勤務は免れないので、システム部門で行っている夜間勤務をその別の部署の人にやってもらって、その別の部署にも恩恵があるようにシステム構築すればいいのです。
その具体的な例は企業秘密に該当するので、ここで述べることはできません(笑)
まぁ、私と仲良くなって、酒を飲むようになったら、口を滑らせるかも知りませんがね( (#^^#)
そして、数年後、夜間勤務をする必要が無いようにシステム変更しました。
ただし、夜間のトラブルのために呼び出されることが週に一回ぐらいはありました。
ただ、これも、システムトラブルを起こさないようにシステムを作り変えました。
必要は発明の母ですね。
おかげで、グループ企業の中で唯一夜間にシステム要員がいない会社となっています。
入社して事務作業ばかり! システム更新するから入社しないか? と言われて入社したのに……
●夢見るシステムエンジニアの方へ
夢見てシステムエンジニアの道を歩み始めたみなさん、こんにちわー!
あなたは、どんな気持ちで今の会社に入社されたんでしょう?
それぞれ、夢を胸に抱いて入社されたことでしょうね(^_-)-☆
ただ、入社した時にはあなたがしたい仕事ができることは少ないでしょう。
望まない仕事をさせられたり、思ってもみない部署に配属されたりということもあるでしょう。
そんな悩みをお持ちのあなた、同じように悩んでいた入社したての私がそれをどのように解決したかお話ししましょう。
●やりがいのある仕事をさせてくれない・・・
私も、当時の社長からこんなことを言われて入社するよう誘われました。
『今、メインコンピューターを入れ替える計画がある。そのためにプログラムをできる人間を探している。ぜひとも当社に入って、うまい飯を食おうではないか。』と、
大体こんな表現でした。入社の誘いとして『うまい飯を食おう』は、印象に残っています。社長が当時アルバイトだった私に勧誘する言葉としてはすごく違和感があったので(笑)
そして、1986年4月、期待に胸を膨らませて今の会社に入社しました。
ところが・・・
配属部署は、電算室(笑) そのまんまの部署でした。
ところが、何もわからないまま、何も教育されないまま、ほっとかれました・・・
まるで
●嫌われているのだろうか
最初からなので、嫌いな人間を入社させることはないだろうし、また入社してから嫌われるようなことをしていないだろうから、嫌われているとは思えません。
●評価されていないのだろうか
もちろん、ある程度は評価されていたでしょう。
でなければ、社長が直々に勧誘しないでしょう。
しかしながら、期待はされていても会社のシステムについてほとんど知らない者をプロジェクトの中心に置くことはないでしょう。
もし、業界で経験豊かなエンジニアで即戦力であったとしてもね。
●訓練されている
要するに、私は嫌われていたわけでもなく、また評価されていないわけでもなく、将来中心的な存在となるよう訓練されていたのでしょう。
そうだと考えればすべて納得できますよね。
●自分を伸ばしていってほしい
今、同じような境遇で悩んでいるあなた。
どんな仕事でも、システムエンジニアとしてのセンスを磨く場だと思ってください。
一つ一つの作業、工程にはすべて意味があります。
その意味をよく考え、時には先輩や上司に自分の考えを伝えて教えを乞うてください。
それがあなたの糧になります。
そして、それで経験を積んで、先輩や上司に追いつき、追い越していってください。
●訓練の場だと考えずに、自分本位でいると・・・
私の部下に、40台で入社してきた部下がいました。
彼は、過去の経験が邪魔をして、ことごとく先輩の指示を無視し、上司の指示までも適当にハイハイと答えて、結局無視しました。
私は、彼にみんなと馴染んでかつチームとして働けるように彼と彼以外の部下にいろいろと話をしましたが、彼は一向に改善しません。
しかも、私の上司にも、私たちが彼の事をよく思っていないと愚痴を言ってきたそうです。
さすがに、どうしようもないと判断した私は、私の上司に相談し、別の部署に配置転換をしました。
このように、自己中心で他者(特に先輩や上司)の言うことを受け止める度量がなければ大成しないでしょう。
そればかりか、システムエンジニアの道も閉ざされてしまうでしょう。
システムエンジニアライフに幸あらんことを
80時間の連続勤務・・・あなたは耐えられますか?
1. 若きシステムエンジニアの方へ
こんにちは!
システムエンジニアを目指しているあなた、今いろいろな悩みがおありでしょう。
三十年以上システムエンジニアとして新人から責任者までさせていただいた私、皆さんと同じような悩みを持っていました。
その一つ一つを一緒に解決していきましょう。
2. 今回の悩みとその解決方法
今回は、長時間労働で悩まされていることを解決しましょう。
3. それは嫌なことだった?
ちなみに、私が携わった案件は、緊急案件でした。
上司から頼まれた時はその緊急性を理解し、そのうえで携わりました。
始めた時は、決して嫌と言うことはありませんでした。
そして、終わった時も嫌ではありませんでした。
4. 本当に連続でさせられた?
確かに・・・約80時間ぶっ通しでした。
しかし、思い返せば『終わるまで帰るな』とは言われていませんね。
緊急性があるため、ブログラムができるまでマニュアルで作業されている方の事を思うと、休憩をとる気にならなかったこともあります。
5. 仕事が終わった後は?
上司がいつも以上に優しかったことを覚えています。
出来上がった4日目、昼頃に帰って休めと言われました。しかも勤務扱いにしてくれていました。
6. もし断っていたら?
だれか、他の人が携わっていたでしょう。
この仕事、私だからできると判断して上司が任せたんでしょう。
当然、断ることもできたでしょう。
ただ、このような依頼を受けると・・・
⇒評価が上がります。
⇒発言力が高まります。
そして
⇒現場の方に感謝されます。
逆に、断っていたら
⇒評価はそのまま・・・もしかしたら下がるかもしれません。
→仕事が任されることは少なくなるでしょう。
→評価が上がる可能性が少なくなるでしょう。
⇒発言力がそのまま? と言うより、低くなるでしょう。
だって、頼んでも断るような人からあーだこーだ言われたくない
ですよね。
⇒現場の人から知られることもないでしょう。当然感謝されることはありませんね。
あなたは、どちらが良いでしょう。
7. システムエンジニアのあなたがすべきことは
私はシステムエンジニアとして、私の開発したシステムを使ってくれる現場の方々が喜んで仕事をしてくださることが、私の喜びとなっています。
多少、勤務上の負担が増えることもあろうかと思いますが、システム開発者・システム保守担当者としては、仕方ないことだと思います。
その辺は、事前の調整で解消できます。
でも、今回の事案のように緊急性案件であれば、事前調整はできませんので、やり遂げるしかありません。
どう、対応しますか? あなた次第です。
繰り返して言いますが、システムエンジニアの本分は、現場の人が喜んで仕事ができるようにすることだと、私は強く考えています。
あなたにもそのように感じて考えて仕事に励んでもらえたら幸いです。